昨日の振替講習中、ペンチがポキッと折れました。

これで折れた平ペンチは3本目。
私の装身具制作の初期の頃からのお付き合いだった工具は、大きな平ペンチ残り1本だけとなりました。
以前は同じ型の平ペンチを2本使用していましたが、もっと古かった初代の1本は折れて2本目に代替わり。
その後、その平ペンチも何年か前に折れてしまい、この1本と大きな平ペンチだけになっていました。

[03D]とは2003年製造の意味です。
自分が使いやすいように手を加えていたお気に入りの平ペンチでした。
愛着のあるものは失ってしまうと寂しいものですね。
10年間、ご苦労さまでした☆
私を支えてくれた平ペンチに感謝の気持ちを込めて。
* * *
さて、本題はタイトルそのまんま。
今月末くらいには治療を終えられそうなので書こうと思います。
仕事柄、切り傷・擦り傷の化膿や軽い腱鞘炎で暫く痛みが取れないというのはよくある事なので、最初のうちはいつもの事だと何年も放置してきました。
指の関節に出来ていた硬い瘤も、私の手に数あるペンチダコやワイヤーダコといったマメの一種だと思っていたんですね。
この痛みの悪化で石等の材料の入ったキャリーバッグを持ったままの階段の上り下りがとても困難になり、電車移動での講座開催や2Fにある講習教室の使用を中止しました。
とはいえ、イベントでは荷物の運搬はやらないわけにはいきません。
自分のブースもですが、ミネラルフェスタでは各社の荷物の運搬などもありますし、会期中は講習も連続して開催しています。
そのためイベント後の手は触れるのも痛いほど腫れてしまい、そろそろ放置しておくのも限界かなと感じていました。
昨年あたりからは、一日作ると翌日は痛みでペットボトルや容器の蓋も開けられなくなり、連日の制作自体に支障が出るように。
周囲の同業の方もばね指で手術をされたり、痛み止めを打って痛みを取って生活しているという事実を聞き、放置していても治るものではないのかな・・・と思い5月、初診を待ってやっと都内の専門病院に検査に行きました。
検査の結果、腱鞘炎やばね指が直接の原因ではありませんでしたが、2本の指の付け根の付近に、
ガングリオンという瘤が出来て神経に触ってるようだということが判明。
最初はガングリオンの内容物を押し流す手段を試みましたが、私の場合は硬くて大きい為、流したり吸い出したりが出来ないということがわかり、切除手術をするかどうかという話になりました。
切除すれば再発率も低くなるようですし楽にはなるようなのですが、発症場所が場所だけに、職業柄もしも神経を傷つけた場合は麻痺が残るのも困るので、手術が可能か否か&悪性腫瘍か否かを調べる為にMRIを撮りました。
結果は良性だったもののやはり指の神経に近接しているので、ステロイド注射のみで痛みを消すだけにしましょうという事になりました。
注射後、数日後には痛みは日常では忘れているほど薄れたので、こんなに劇的に効くのならもっと早く病院に行っていれば良かったなと思いました。
手術しましょうって言われるのが何となくイヤで行きあぐねていたのですけどね。
とはいっても痛み止めで痛みを消している対症療法。
根本から治癒したわけではないので、無理をし過ぎると翌日には鈍~い痛みや痺れが手指を覆います。
仕事が仕事なので、制作も講習も設営も手を使わないで出来ることが何一つなく・・・
痛みだけといっても、侮れないなぁと思いました。
こんなことを書いていると、こういった手作業をすると誰もが手を故障するのかと不安にさせそうですが、
ガングリオンの場合は、個人の体質もあるようです。
神経に当たる部分にさえ出来なければ生活に支障もなく研究が進まないのではないかと思われ、原因不明といわれています。
ただ、
関節を頻繁に使うことや、ストレスが原因とみられているようで、切除して根治させないと再発を繰り返す可能性があるようです。
腱鞘炎や関節の疲労のほうは、彫金やアクセサリー制作など指を使う細かな作業を毎日される方にはついてくる職業病みたいなものですので、お風呂などでリンパマッサージや血行を良くするなどして、予防対策と疲労回復をマメにするしかありません。
私個人の身体の事なので書くのもどうかなとも思いましたが、同じものだと思っていたら悪性腫瘍という例もあるようですし、筋腫や突発性難聴と同じように、同じ症状かなと思われる方がいらっしゃれば、参考になるのではないかなと思って書いてみました。
今は痛みがない分直接触れることが出来るのでお風呂でマッサージをするようにしています。
皆様もどうかお身体を大切に!
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