天然石のビーズとシルバーワイヤーで作る
ワイヤージュエリー&
ワイヤーアクセサリー講座の第4回
「タンブルビーズペンダント(アイビーデザイン)」です。

ご参加いただきました皆さま、お疲れさまでした。
そして、どうもありがとうございました。
講習会に参加された方々の作品をご紹介いたします。


大きなタンブルビーズを使用して作るペンダントトップです。
細いワイヤーを使用した飾り方のテクニックを学ぶレッスンとなります。
私の作品の定番である「エンジェルペンダント」に使用している技法の基礎となります。
美しい流れの作り方や、1回目のリングとはまた違ったコイル作りの方法など
ペンダントやビーズの飾りに少し加える事で
繊細さやエレガントな雰囲気を演出することができます。
長時間作業が多かった2回目・3回目の課題と
本格的に太いワイヤーで作る5回目・6回目の課題の間の
コイル専用工具を使用した、楽しく作れる作品だったと思います。
コイル専用工具は、慣れるととても便利な工具です。
使い方によって、いろんなアレンジを楽しむことができます。
飾りとして使用する他、パーツ作りにも役立ちますので
少しご紹介いたします。
《コイル飾り》
《ボタン》
《コイル飾りやボタンとして使用する場合の注意点》 ・コイルのみで使用すると、引っ掛けた時に伸びてしまう恐れがありますので
コイル制作後、中にワイヤーを通して使用すると変形を防げます。
《リングアーム》
《マンテル》
《リングアーム、マンテル、ネックレスパーツなどに使用する場合の注意点》 ・中に通すワイヤーが細かったり軟らかいワイヤーですと、使用中にコイルが潰れて変形します。
強度を必要とする場所に使用する際は、軸と同じ太さ(線径0,8~1mm)の硬いワイヤーを通してください。
・コイルの隙間はきっちり詰めます。隙間は見映えの悪さの他、変形の原因となります。
・一度潰れてしまうと形の修復は難しくなりますので注意します。
《コイルinコイル》
《コイルinコイルのパーツとして使用する場合の注意点》 ・開始点をしっかり押さえて巻いていかないと、コイルが間延びします。
・引っ掛けや怪我を防ぐ為に、開始点と終了点のワイヤーの始末は
切りっ放しにせず、丁寧に巻きつけをおこなってください。
アイビー風の流れるワイヤーのラインは
できるだけペンチを使用しないこと が、美しく作るコツとなります。
ペンチを使用すれば傷や角ができます。
一度ワイヤーについた傷や角は、消すのが容易ではありません。
うっかりつけてしまった角や捩れを消そうとして
慌ててペンチで修復を試みる姿を時々見かけますが
どんどん深みにはまっていくだけとなりますので
一度深呼吸をしてから、ゆっくり手で戻していってください。
流れはできるだけ揃えましょう。
複数のワイヤーに流れをつける場合は、皆一定の同じ流れを意識して巻いていきます。
それぞれがバラバラの流れになると、統一感に欠け
無造作で雑に巻きつけたような感じとなってしまいます。
これはワイヤーラッピングの基本となります。
ワイヤー同士がくっついていても離れていても、一定の流れを作る気持ちで。
髪の毛をカールさせた感じをイメージすると良いかもしれません。
巻きつけた流れは浮きやすくちょっと髪の毛やニットに掛かっただけで
伸びてしまう危険があります。
特に細いワイヤー(線径0,3mm~0,6mm)で作るスパイラルはすぐに延びますので、引っ掛けないようにフォロー(留め)のワイヤーを使用する必要があります。
ワイヤーの流れを妨げないようにフォローワイヤーを掛けていくのは
少し難しいかもしれませんが、小さなビーズなどを加えていくと綺麗に見えます。
この時も、本流の流れを妨げないように注意してかけていきます。
作り慣れると太めのワイヤーでも流れを作れるようになりますので
たくさん作ってみてくださいね。
※第3回の作品画像は現在編集中です。もう少しお待ちくださいね。
コイル専用工具「コイル-プロ」
実は相方が生産しています。
国内外でも同様のものが販売されておりますが
案外高いことと、極細のコイルが作れないことが難点でしたので
改良したものを作ってもらいました。
今回(第8期)受講いただいた方にはモニターとして無料で差し上げましたが
次回からは専用の巻き台一緒に工具セット内に組み込まれますので、今後無料配布は致しません。
販売価格は630円です。
「コイル-プロ」専用の巻き台は735円。
セット価格は1,260円となります。
→
ショップサイト
・コイル用のワイヤーは線径0,3mm~0,5mmのワイヤーを使用してください。
太いワイヤーの場合、軸棒に負担がかかり、変形や脱落の恐れがあります。
また太いワイヤーではあまりきれいなコイルが作れませんので、その場合は
海外製品などの太軸のものをご購入されるか、丸箸や編み棒針の使用をお奨めいたします。
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